針葉樹
※S.P.F.材
Sはスプルース(ヒノキ)、Pはパイン(マツ)、Fはファー(モミ)の略。
ヨーロッパやアメリカを中心として産出されるこれらの針葉樹を構造材として使用する木造建築構法をS.P.F.構法といいます。
外来の針葉樹は国産材とかなり性質が異なり、また樹種も豊富ですが、それらの木材がS.P.F.としてひとからげに輸入されているのが現状のようです。
元来針葉樹は軽軟で狂いが生じやすいため家具向きではないとされてきましたが、昨今のカントリー家具のブームからか、また輸入材が主流になり安価で入手しやすいためか、家具材としても使用されるようになってきました。ただしS.P.F.材を家具に使用する場合は、やはり狂い対策を万全に行う必要があるでしょう。